初めての観劇『戸惑いの惑星』振り返り日記①


あれやこれやあって、当日券を取った。
初めての観劇、初めてのアイドル、その日は朝から心底ウキウキそわそわ落ち着かなかった。
だってさ、中途半端なド田舎で普通に生活してたら一生お目にかかることも出来ないであろうアイドルたちにいっきなり会いに行けることになったんだもん、落ち着いてなんかいられないよね???

というわけで田舎者丸出しでワクワクしつつ、せっかちなのと方向音痴で不安だったからちょっとというかだいぶ早めにグローブ座に向かった。
確か12時までには来いって言われてたんだけど、着いたのは11:10だった。

ちらほら既に着いてた方もいらしたけど、きっとそれは遠方から来られた交通手段のあれこれで早く着かざるを得なかった方々であって、わたしみたいにたったの一駅歩くだけなのに1時間ちょっと前から行動を開始した上それでも不安で早歩きしたあほはただのひとりもいなかっただろうということだけは断言してもいいと思ってる。

そわそわした。
多分もうトニセンはこの建物のどこかにいるんだと思うとなんとも言えない不思議な気持ちがして、透視が出来るわけでもないのに建物自体をガン見した。
時々巨大ポスターも見つめてた。

待ち時間が長すぎて(自分のせい)ポスター強奪したいとか変な欲が芽生えなくもなかったけど、とりあえず黙って建物と巨大ポスターを見つめて待った。

そうこうしてたら当日券勢の整列誘導が始まり、もういよいよだって緊張してきちゃって手が震えた。

結構後なのかな〜?って思ってたけど、真ん中へんだったのかなあ。忘れた。
キャンセル待ち含めると結構たくさんいた気がする。
順番が近づくにつれて手汗がものすごいことになった。

そのうちチケット持ってる人々が中入り始めて、うおおおわたしも早く入りたい!と武者震いをした。
うそ。単に寒かっただけ。

お姉さん「多少見切れが発生する場合がございますが云々」
わたし「はいっ!(見切れようがなんだろうがトニセンと同じ空間に存在出来ればよし!)」

そうしてついに当日券というものを手に入れたわたしは寒さと緊張で手を震わせ、手汗を気にしながら会場に入った。

女の人がいっぱいいるー!!!(驚)

散々長いこと寒いなか外で待っててたくさんの人が詰めかけるのを感じてたくせに、ほんとに今さらびっくりした。
ほんとばかじゃないの自分。

は、はじめまして、トニセンファンのみなさん、、、
すいません、一般人がお邪魔します、、、

なんかよくわからないまま中に入っていったらフライヤーの棚があって、戸惑い惑星のフライヤーもあった。
えっこれもらっていいやつ?いいの?って謎に焦って他の方が何名かもらっていくのを確認してからわたしもそっと一枚手に取った。

ふと振り返ったらグッズ列の最後尾がすぐ後ろにあって、あっそうだったやばいお土産とパンフ買うんだった!って思い出して慌てて並んだ。
どんだけ自分ポンコツなんだろうか。

レジのお姉さんたちの手際が見たことないようなスピード感でサクサク列が進んでいくからとんでもなく感動したけど、あまりに作業が早いからこっちも早くしなきゃってちょっとテンパった。
でも滞りなく無事買えた。

ホクホクしながら席着こうかなとキョロキョロしてたらフライヤーがもう空っぽになってた。
さっきもらっといてよかった…!と思った。

よくよく座席を確認したわたしはぶっとんだ。
いちいち気づくの遅くてなんなんだろう。
一階席のセンターブロック後ろ寄り、下手の通路側だった。
てっきり二階三階後ろの端っことかそんなもんだと思ってたよ。
だってお姉さん見切れがどうとか言ってたじゃん!
見切れなんかないよ!全体見渡せちゃってるよ!
興奮しすぎてまた変な人になってきた自覚が芽生えた。

だけど前日とは違ってまだ理性が働いたから、いかんいかん、落ち着けわたし、これから本物の生きてるトニセンが現れるんだ、まだこれからだぞ、今から興奮してたらしんでしまうぞ、とはやる気持ちを抑えるように言い聞かせることが出来た。

パンフ買ったくせになんか尊いものに触れるような気持ちがして軽々しく開くことは出来ないとかなんとか思ったから、ただ深呼吸して開演を待った。
後で知ったんだけどジャニーズ愛がものすごいあの青木アナさんが結構近くの席にいらしたらしい。

開演して3人が出てきた途端、ち、近い…!と思った。
そりゃ最前列の方々に比べたら遠いけど、そこに確かに存在するって感じがして(当たり前)、わあ、お顔綺麗、背高い、足長い、生きてる、すごい、かっこいい、(死亡)、って。
どんだけ免疫ないんだよ。

なんていうか自ら見たくて観に来たくせにいざ目の前にしたら呆然としちゃったし、え?待って、これ数秒走ったら抱きつけんじゃね???と邪な気持ちが芽生えるほどに錯乱して、舞台上の展開はもちろん、それとはまた違う次元との両方でこれは夢?現実?幻想?ってものすごく戸惑った。

まー、やばかったね。
展開のスピード感、曲と作品世界の融合、3人のお芝居や歌声、ダンス、そしてお顔やフォルムの美しさ、どこをとっても素晴らしいとしか思えなくて、引き込まれるってこういうことを言うんだなって思った。

目の前で起こるすべてに魅了されちゃって、余計なこと考える暇がほんとになかった。
だから(?)観てた時の感想は「あっ無理…」「えっ…しんじゃう…しにそう…(わたしが)」「えっかっこぃ…」「尊い…」みたいなのしかなかった。
終わってしばらくはため息とそんな中身のない言葉しか出て来なかった。
自分きもすぎかよ。

なんでか忘れたけどもともと気になり始めてたからなのか、わたしの目はことごとく長野くんが奪っていって、ドキドキは止まんないし、もうね、恋した。長野くんに。
あの状態は恋をしたんだとしか言いようがない。
ひたすら目がハートになってた気はものすごくする。
すごく気持ち悪いね。
ときめきすぎて頭はやっぱりおかしくなって、ニヤニヤしたまま電車に乗った。

これはとんでもないものを観たぞと。至高の作品だと。
これはどうしてももう一度観なければならないと。
何度も観ないと語ることさえ許されないなとよくわからないけど使命感みたいなのを感じてて、気づいたら次いつなら行けるのか予定を確認していた。

山手線はそんな混んでなかったからそのままずっと夢見心地引きずってふわふわしてたけど、乗り換えた電車はそこそこな混み具合で急に夢から現実に引き戻された感がした。笑
ディズニー帰りに激混み電車乗ったのと同じ気持ちね。

使用曲ひとつも知らないで行っちゃったんすよ。
曲名とそれを舞台用にアレンジし直したっていうのはどっかで見たかなんかして知ってたけど、どれも聴いたことなくて、舞台観ながらいやーよくもこんなにハマる曲があったもんだ〜とか思ってて。のんきだな。

んでちゃんと音源聞きたいなって思って2月2日にTSUTAYA行って、V6とトニカミのCDをあるだけ全部、7つのアルバムとシングルを一気に借りた。

それでもTTT使用曲全部は揃わなかったし、もっともっとV6とトニカミのすべてが知りたくてTSUTAYA DISCASに手を出したのが4日。
オレキミ以外揃ったのが6日の夕方。
そして実は2度目の当日券を獲得したのも6日だった。

この時の当日券チャレンジで獲得したのはキャンセル待ちの一桁台だった。
1回目行った時当日券の人意外と飛び飛びだったりしてキャンセル待ちの人もそこそこ入れてた感じだったから、さすがに1回目ほど見やすい席ではないだろうけどとにかく入れるなって安心した。
席の善し悪しはともかくとして、またトニセンに会える、またあの世界に戸惑える、ってそれがすっごく嬉しかった。

夕方届いたCDをiPodに入れて、明日に向けて気持ちを高めようとTTTプレイリスト作って聴いてみて、元の曲ってこんな感じだったの?!ってびっくり。
特に不惑。
あんな悲愴感漂ってたのがアレンジ仕様だったとは。

そうなるとやっぱりオレキミがどんな感じなのか、恐る恐る探してみちゃったらもう、衝撃受けすぎてもはやドン引き。
不惑の比じゃなかった。

わたしは原曲聴いてびっくり仰天だったけど、みなさまは舞台でびっくり仰天したのかと思うとあの舞台ってほんととんでもないな?って、なんか混乱しすぎてよくわかんなくなってきた。

2回目の観劇に続く。